昭和38年、56年級の豪雪災害の再来・・・緊急時のその時には屋根融雪システムの真価が問われます。
 屋根融雪システムには何が必要とされるのか・・・今冬の豪雪によってその基準が確実に見直されはじ
 めています。大雪警報下で大量に積雪させてしまう従来方式とは異なり、消雪シートシステムは大豪雪
 襲来のその時にも確かな融雪性能を発揮します。

 パテジソンの水膜融雪テクノロジーはいま、単なる高性能を超えた「安全性・信頼性」という未来基準
 の領域へはっきりと進化しました。





 写真は米沢市における融雪面積140平米の物件です。
 弊社の新方式「H.T.W.F」システムの採用により驚きの低燃費を実証しました。

        ■ 平成18年1月20日現在までの累計降雪量:6メートル96センチ
        ■ 融雪面積:140平米
        ■ 累計灯油消費量:570リットル




 パテジソン方式の融雪屋根 (12月18日の状況)

 地下水が豊富な白川郷地区では融雪用熱源として主に地下水を利用しています。
 屋根からの雪融け水も地上散水でき、屋根と敷地をトータルに融雪できます。




 大雪の峠をこえた12月19日の状況です。

 今冬の記録的豪雪においても完全消雪でクリアーし、驚異的なキャパシティーを実証しました。
 また、ランニングコストの面においてもポンプの電気代のみ(1万円以下)と経済性も両立しています。




 H.17年12月の白川郷の状況 

 12月3日の時点で7cmだった積雪は、僅か16日で積雪2メートルを超す凄まじい降雪量を記録しました。




 従来方式(不凍液循環システム)の融雪状況

 写真の融雪屋根は12月3日の降り始めと同時に連続してシステムを稼動させています。
 大雪が峠をこえるまでの期間、わずか16日で2000Lをこえる膨大な灯油を消費しました。




 従来方式(不凍液循環システム)の融雪状況

 昨今の灯油の値上がりに加え、大雪による燃料消費の増加などから、使用者が燃料節約のために融雪シス
 テムのスイッチを切ってしまう傾向にあるようです。
 このため屋根には相当量の積雪と雪庇が見受けられます。今冬の記録的豪雪において、従来式の屋根融雪
 システムは、※2000L〜3000Lという膨大な燃料を消費しており、利用者は大きな負担を強いられていま
 す。 (※特別豪雪地帯における特定地域において)





 従来方式(不凍液循環システム)の融雪状況

 天候の回復によって気温が上がり、一旦緩んだ雪がふたたび凍み上がると後から運転を開始してもトン
 ネル状の空洞が形成され、融雪効果は著しく低下してしまいます。
 また、この状態に大雪が追い打ちをかけると更に深刻な事態へ発展する恐れもあります。





 屋根上配管システム(不凍液循環)の融雪状況

 天気が良く気温が高い日は、屋根雪が緩み軒先へずれて雪庇を形成します。この時、屋根の勾配や積雪
 量などの要因が重なると不凍液循環パイプや軒樋の脱落事故に発展する危険性があります。
 また、不凍液循環パイプが設置された屋根面は、上を歩けない為、万が一雪下ろしが必要となった場合、
 足場の確保が非常に困難であり、雪下ろしの際もパイプや金具が邪魔となり作業性が悪く、大変な労力
 を伴います。




 散水屋根の融雪状況

 散水によって大量のシャーベットが軒樋へ流れ込み、樋や軒先で滞り大量のつららが発生しています。
 また、散水停止後にはトタンの接合部、段差に入り込んだ水が凍み上がる為、雨漏りの誘発などが懸念
 されます。




 落雪屋根の事例

 想定外の降雪量によって、軒下の空間容量が雪で埋まり、遂にはブリッジを形成するに至っています。



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